2月だけで8千人以上減った、東京都の人口
[2022/4/1 00:00]
人口の減少が続く
東京都の人口が、2022年2月の1カ月間で8千人以上も減ったことが分かりました。
2022年3月1日時点の人口は「1,397万2,039人」でした。
前の月に比べて「8,446人」減っています。
東京都の人口の減少は、2021年5月から10カ月連続となります。
1年前の2021年3月1日と比べると、「4万6,470人」も人口が減りました。
江戸川区だけで828人も減少
1月に人口が増えた区市町村は、東京都全体で6つしかありません。
人口の増減がなかった武蔵野市を加えても7つです。
それ以外の区市町村は、八王子市のマイナス711人を筆頭として、人口が減少しています。
人口が増えた自治体
- 中央区 プラス244人
- 台東区 プラス134人
- 墨田区 プラス73人
- 港区 プラス70人
- 昭島市 プラス23人
- 瑞穂町(みずほまち) プラス11人
- 武蔵野市 増減なし
人口が減った自治体 10位まで
八王子市 マイナス711人
江戸川区 マイナス672人
大田区 マイナス584人
板橋区 マイナス560人
練馬区 マイナス558人
世田谷区 マイナス424人
杉並区 マイナス379人
江東区 マイナス376人
足立区 マイナス376人
新宿区 マイナス373人
「市部」にも人口減少の波が
2月中の人口減少率は、東京都全体では0.06%、区部も0.06%、市部は0.07%でした。
つまり、東京都全体や区部よりも、市部の方が人の減り方が大きいのです。。
これまで、東京都の人口減少は区部が中心で、市部は増えた月も少なくありませんでした。
しかし、ついに人口減少の波は市部にも広がり、人が離れ始めています。
もうすぐ、例年は人口が増える4月と5月を迎えます。
新型コロナウイルスへの警戒が続く、今年の状況のなかで、区部と市部の人口が、どのように変化するのか、その増減が注目されます。