「20代」の3回目のワクチン接種率、「沖縄県」は「群馬県」の半分以下

[2022/4/13 00:00]

年齢によって大差がある「3回目の接種率」

新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、3回目の年代別の接種率が公開されました。

5月11日時点で、全世代の接種率は「45.4%」でした。

年代別に見ると、「70代」以上は80%を超えています。

しかし、「20代」と「30代」は20%台と低く、若年層の接種が進んでいないことが分かりました。

また、3月25日に3回目の接種が始まったばかりの「12~19歳」の接種率は「5.4%」に留まっています。

出典:首相官邸のデータをもとに編集部が作成

20代の接種率が高い「群馬県」

年代別の接種率と同時に、都道府県別の3回目の接種率が公開されました。

ここでは、「20代」の接種率を見てみましょう。

接種率が一番高いのは「群馬県」で33.0%でした。

そして、「山口」「熊本」「長崎」の3県が、30%を超えています。

20代の3回目接種率が高い県

  • 群馬県 33.0%
  • 山口県 32.7%
  • 熊本県 32.3%
  • 長崎県 30.0%
  • 山梨県 29.6%

20代の接種率が低い「沖縄県」

一方、「20代」の接種率が一番低いのは「沖縄県」で14.8%でした。

接種率が一番高い「群馬県」の半分以下に留まっています。

そして、「大阪府」と「愛媛県」も、接種率が20%を切っています。

20代の3回目接種率が低い県

  • 沖縄県 14.7%
  • 大阪府 18.3%
  • 愛媛県 19.4%
  • 宮崎県 20.5%
  • 京都府 21.0%

若年層へのワクチン接種については、家庭内での感染拡大が増えていることから、感染予防上の課題となっています。

今後も、予約に空きのある自治体の大規模接種会場を利用して、学生への集団接種を行なうなどの施策が予定されています。

[シニアガイド編集部]