「オミクロン株 BA.2」が3分の2を超えた、東京都の新型コロナ

[2022/4/9 00:00]

横ばいになった「新規陽性者数」

新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数が、下げ止まっています。

東京都の新規陽性者数の7日間平均は4月6日時点で「7,248人/日」でした。

1週間前の、3月30日時点の「7,419人/日」から2.3%しか下がっていません。

新規陽性者数は、ほぼ横ばいになっているのです。

下げ止まりの原因の一つが、新しい変異株「オミクロン株 BA.2」の流行です。

この記事では、東京都の「BA.2」の現状を紹介します。

出典:東京都

すでに67.8%が「BA.2」

変異株である「オミクロン株 BA.2」の割合は、3月に入ってから増え続けています。

BA.2の割合は、3月15日から21日の1週間には「52.3%」になり、全体の過半数を占めました。

さらに、3月22日から28日には「67.8%」まで上がりました。

すでに、新規陽性者数の3分の2が「BA.2」なのです。

東京都の新規陽性者数が減らないのは、BA.1の波が下りきる前に、BA.2の波が来てしまい、増加と減少があいまって、横ばいになっているのです。

すでに、東京には、BA.2による「第7波」が来ていると言っても良いでしょう。

出典:東京都

人との接触は慎重に

「オミクロン株 BA.2」が主流となったことで、何か特別な対応は必要でしょうか。

BA.2は「感染性がより高い」とされています。

同じような状況であれば、BA.1よりも短い時間で感染してしまう可能性が高いのです。

ですから、「人との接触をできるだけ避ける」ことが大切です。

接触が避けられない場合は、お互いにマスクを着用し、できるだけ短い時間に留めてください。

これ以外は、私達がBA.2に対して取るべき感染対策は、これまでと変わりません。

もう一度、気を引き締めて、マスクや手洗いなどの感染対策を実行してください。

また、「3回目のワクチン接種」が有効なのも、BA.1と同じです。

3回目の接種が可能な人は、できるだけ早い時期に接種することを検討してください。

出典:東京都
[シニアガイド編集部]