日本人の死因の1位は「ガン」、2021年は38万人が死亡。「新型コロナ」も1万人以上
[2022/6/9 00:00]
死因の1位は「ガン」
厚労省が、2021年に死亡した人の死因の統計を公開しています。
2021年に死亡した日本人は「143万9,809人」でした。
その死因で一番多いのは「悪性新生物」つまり、「ガン」でした。
「ガン」の1位は、ここ40年ほど続いています。
「ガン」による死者は「38万1,497人」で、死者全体の26.5%を占めています。
二番目に多いのは「心疾患」で14.9%、三番目が「老衰」で10.6%です。
10位の「認知症」までで、死者全体の75.5%を占めます。
つまり、日本人の4人のうち3人は、10の死因のいずれかで亡くなっています。
新型コロナによる死者は1万6千人
2021年の新型ウイルス感染症による死者は「1万6,756人」でした。
これは死者全体の「1.16%」にあたりますが、死因の10位までには入っていません。
しかし、新型コロナに対しては、甘く考えてはいけません。
ワクチンの接種など、国を挙げての対策をしたうえで、なおこれだけの死者が出ていると考えるべきでしょう。
なお、2022年6月6日現在、新型コロナによる死者は「30,752人」に達しました。
約2年半の流行期間の通算で、3万人の大台を超えています。
年間1万人以上の死者が出る新しい病気と考えれば、国家レベルで対策が行なわれる必然性が分かります。