新しいオミクロン株「BA.5」が、東京で1割を超える
[2022/6/18 00:00]
「BA.5」が1割を超える
新型コロナウイルスのオミクロン株の新しい亜系統「BA.5」が、東京都などで広まり始めました。
東京都の資料によれば、オミクロン株の「BA.2」が減り始め、代わりに「BA.5」が増えています。
2022年5月31日から6月6日までの1週間では、「BA.2」が88%、「BA.5」が11.5%、「BA.2.12.1」が0.5%でした。
1つ前の週には「BA.2」が99.7%と、ほぼすべてを占めていました。
しかし、たった1週間で「BA.5」が大きく伸び、全体の1割を超えました。
今後、この勢いが続くと、「BA.2」に代わって、流行の主役となる可能性があります。
「BA.2」と入れ替わる可能性
新型コロナウイルスのオミクロン株は、変異が生じやすく、複数の亜系統が確認されています。
オミクロン株の流行が始まった当初は「BA.1」が流行し、4月に「BA.2」に入れ替わりました。
「BA.5」や「BA.2.12.1」は、すでに海外で流行しており、日本でも「BA.2」の次に流行する可能性があります。
東京都以外でも、島根県、佐賀県などで、「BA.5」の感染者が確認されており、全国に広まる可能性があります。
これまで以上に注意深い行動を
国立感染症研究所では、BA.5の特徴として、「これまでのオミクロン株よりも、感染力が強い可能性がある」としています。
引き続き、基本的な予防対策を続けながら、人混みを避けるなど、さらに注意深い行動が必要です。