ふるさと納税の返礼品の代わりに現金がもらえるサービスが禁止に

[2022/6/20 00:00]
出典:「キャシュふる」

返礼品を現金で受け取るサービスを禁止

総務省は、ふるさと納税の返礼品の代わりに現金がもらえるサービスを禁止すると発表しました。

これは、返礼品の代わりに現金がもらえる「キャシュふる」というサイトが登場したことを受けたものです。

具体的には、ふるさと納税を行なう自治体が、「キャシュふる」に類似したサービスを通じて募集を行なわないよう、地方税法による告示を改正します。

告示の改正は、今月中にも行なわれます。

換金性の高い返礼品は人気がある

「キャシュふる」は、ふるさと納税で送られてくる返礼品の代わりに、寄附金額の2割が戻ってくるサービスです。

しかし、オープン直後に、総務省からの警告を受け、自主的にサービスを終了しました。

その反響の大きさから、同様のサービスが登場することが懸念されており、総務省の対応が注目されていました。

ふるさと納税は、これまでにも「Amazonギフト券」などの換金性の高い返礼品を禁止してきました。今回の現金の禁止も、その流れに沿ったものです。

しかし、換金性の高い返礼品は、人気があります。

今後も、多額の寄付を集めるために、現地で使えるクーポン券や、サイトで利用できるポイントなど、ぎりぎりの線を狙ったサービスの競い合いが続くでしょう。

[シニアガイド編集部]