夏休みの海外旅行の予約は、昨年の22倍。人気は「ハワイ」と「タイ」
夏休みの海外旅行の予約状況
旅行代理店のエイチ・アイ・エス(HIS)が、夏休みの旅行予約状況を公開しています。
これは、7月21日~8月31日の期間を対象に、約の状況を調べたものです。
昨年の22倍に増加した海外旅行
海外旅行の予約は、昨年の22倍に増えました。
これは、今年に入ってから海外渡航の水際対策が緩和されたためです。
ただし、昨年に比べて大幅に増えたとはいえ、新型コロナ流行前の2019年に比べると、その1割程度にとどまっています。
状況は変わりつつありますが、新型コロナ前に戻ったわけではありません。
なお、旅行の平均単価は「21万3,600円」で、昨年よりも32.5%も増えました。
これは、数年間控えていた海外旅行がようやく可能になったため、ぜいたくで質の高い旅を希望する人が増えたためとしています。
ハワイやタイが人気
海外旅行の渡航先で一番多いのは「ホノルル(ハワイ)」でした。
以前からの人気に加え、6月12日以降は、入国に際するPCR検査による陰性証明の提出が不要になりりました。
2位は「バンコク(タイ)」です。
タイも、ワクチン接種証明書が提出できれば、渡航前のPCR検査が不要です。
3位は「ソウル(韓国)」でした。
韓国は、日本からの入国には観光ビザの取得が必要です。
そのため、出発日ごとに決められた期間で大使館または領事館に申請する必要があります。
ビザ取得まで余裕のある日程が必要なため、HISでは8月1日出発分からツアーが再開されます。
出発のピークは8月11日の「山の日」
旅行の出発日のピークは、「8月11日」の山の日でした。
8月13日~16日のお盆を旅行期間とし、その直前の祝日に出発する日程なのでしょう。
以下、「8月6日」「8月2日」など、8月前半の出発が多いようです。
最新の状況の確認を忘れずに
昨年までとは大きく状況が変わった海外旅行ですが、渡航先の新型ウイルス感染症への対応がポイントです。
今回の予約状況は、2022年6月13日の時点のものです。
いずれの国も、段階的に入国に関する規制の緩和を進めているので、渡航先を決めるときは、外務省のホームページなどで、最新の状況を確認してください。