今年の大型連休に旅行に行く人は「17%」。行っても「1泊2日」が主流
大型連休の旅行についてアンケート
大手旅行会社のJTBが、大型連休の旅行についてアンケート結果を公開しています。
2022年3月に行なわれたインターネット調査には、全国の15歳から79歳までの男女2万人が回答しています。
最長で「10連休」の可能な日程
最初に、2022年の大型連休のカレンダーを見ておきましょう。
土日が休みの週休二日制を前提にすると、今年は「4月29日~5月1日」と「5月3日~5日」の2回、3連休があります。
そのため、5月2日と5月6日に有給休暇を取ると、4月29日から5月8日まで「10連休」にすることができます。
例年に比べて、長期の休暇が取りやすい日程と言えるでしょう。
「旅行に行く」人は17%だけ
しかし、大型連休中に、「宿泊を伴なう旅行に行く」と答えた人は、17.2%に留まりました。
一方、「旅行に行かない」という人は82.9%もいます。
2022年の大型連休に旅行に行く人は、「少数派」と言えるでしょう。
旅行に行かない理由は「新型コロナ」
「旅行に行かない」と答えた人に、その理由を聞いています。
一番多いのは「新型コロナウイルス感染症が、まだ収束していないから/拡大の懸念があるから」でした。
昨年の同じアンケートに比べると、かなり減りましたが、それでも4割の人が、これを理由にしています。
現在、「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」が出ていないとはいえ、新型コロナウイルスの流行を考えると、まだ旅行する気にはならないという人が多いのでしょう。
行く場合でも「1泊2日」が多い
では、「旅行に行く」と答えた人は、どれぐらいの規模の旅行を考えているのでしょうか。
一番多いのは「1泊2日」で、次に多いのが「2泊3日」でした。
また、旅行の同行者も「夫婦のみ」「子供連れ(中学生以下)」「ひとり」という回答が多く、数人の家族旅行か、一人旅が選ばれています。
せっかくの大型連休ですが、短い日程で小規模な旅行が中心のようです。
旅行先でも新型コロナ対策を忘れずに
今回のアンケートでは、旅行先も聞いていますが、国内旅行が中心で、「海外旅行」と答えた人は1.5%しかいません。
まだ、海外旅行には、気楽に行けない状況であることが分かります。
また、「新型コロナ」を理由に、「旅行に行かない」人が少なくありません。
「旅行に行く」場合でも家族連れの小旅行に留まっています。
新型コロナの状況を考えると、長い連休を生かした大規模な旅行を考える気にはならないということでしょう。
こういう状況ですので、もし旅行に行くならば、マスクを着け、手を洗い、人混みを避けるなど、感染予防対策の基本を守ることを忘れないでください。