新型コロナ、4回目のワクチン接種が「10万回」を突破

[2022/6/23 00:00]

4回目の接種回数が12万回に

新型コロナウイルス感染症ワクチンの4回目の接種回数が、10万回を超えました。

4回目のワクチン接種は、2022年5月25日に開始されました。

そして、約1カ月後の6月21日に、接種回数が「120,761回」になり、10万回を超えました。

出典:首相官邸のデータをもとに編集部が作成

目的が変わった4回目の接種

4回目のワクチン接種は、3回目までとは大きく変わりました。

3回目までの接種は、新型ウイルス感染症の「感染の拡大を防止する」ことを目的としていました。

しかし、4回目は、「感染したときに重症にならない」ことを目的としています。

そのため、接種対象が狭く、「60歳以上の人」と「18歳以上60歳未満で、基礎疾患がある人」だけを対象としています。

なお、接種者のうち、「60歳以上の人」が「111,089回」で、全体の91%を占めています。

「18歳以上60歳未満で、基礎疾患がある人」は条件が多く、判定も難しいので、該当者が自分で手続をしないと接種ができないのです。

自分は該当すると分かっているのに、まだ接種券が届いていない人は、もよりの自治体のホームページで4回目の接種を申し込んでください。

出典:厚労省

7月以降に増加の見込み

4回目の接種率は「60歳以上の人」に限っても「0.3%」と低く、接種が進んでいません。

その理由は、4回目の接種の条件が「3回目の接種から5カ月以上経過した」こととなっているためです。

そのため、現時点で4回目が接種できる人は、3回目の接種を2022年1月以前に行なった人に限られています。

しかし、3回目の接種は、2月から4月が中心だったので、4回目が接種できる人は、まだ少ないのです。

7月に入ると、4回目を接種できる人が増えるので、接種率が上がるでしょう。

出典:首相官邸のデータをもとに編集部が作成
[シニアガイド編集部]