山登りの死者/行方不明者の7割が「60歳以上」。原因は「道迷い」
[2022/6/26 00:00]
遭難件数が増加
警察庁が、2021年の山岳遭難の状況を公開しています。
山岳遭難の件数は「2,635件」で、前年よりも大きく増加しました。
ここ2年は、新型コロナの影響もあって、遭難の件数が減少していましたが、増加に転じました。
遭難者は中高年が多い
遭難による死者/行方不明者で、一番多いのは「70代」でした。
そして、死者/行方不明者の7割以上を「60歳以上」が占めています。
登山で遭難する人の多くは、中高年なのです。
一番多い原因は「道迷い」
遭難の原因を見ると、一番多いのが「道迷い」です。
「道迷い」は、全体の4割以上を占めています。
そして、「転倒」と「滑落」が続きます。
無理のない計画が大切
山登りの遭難は増えており、原因としては「道迷い」が、年齢では「60歳以上」の中高年が多いことが分かりました。
遭難を避けるためには、自分の体力や技術に合った、無理のない登山計画を立てましょう。
また、道に迷ったときは無理に進まず、歩いてきた道を戻って、正規の登山道に復帰してください。
そして、登山中にトラブルに遭ったら、早めに登山を中止する勇気を持ってください。