老後資金を蓄えているフリーランスは「3割」。金額は「100~300万円」
[2022/6/28 00:00]
フリーランスの老後資金調査
金融支援サービス「FREENANCE byGMO」が、フリーランスの老後資金についてアンケート結果を公開しています。
2022年5月に行なわれたインターネット調査には、フリーランス596人が回答しています。
老後資金を蓄えている人は「3割」
「老後資金を蓄えている」と答えた人は、3割強しかいません。
フリーランスの6割以上は、老後資金を蓄えていません。
蓄えは「100~300万円」
「老後資金を蓄えている」人に、その金額を聞いています。
一番多い回答は「100~300万円」でした。
次に多いのが「100万円以下」と「1千万円以上」です。
老後資金の金額は、かなり少ないか、とても多いかの両極端に分かれているようです。
「貯金」よりも「株式投資」
「老後資金を蓄えるための手段」を聞いています。
一番多いのが「株式/投資信託等」で、4割ほどでした。
次に多いのが「確定拠出年金/小規模企業共済等」で、2割ほどです。
「貯金」は意外と少なく、1割ほどに留まっています。
究極の対策は「長く働く」こと
このアンケートで、フリーランスの6割以上は「老後資金を蓄えていない」ことが分かりました。
老後資金が足りないときの対策の1つは、「長く働くこと」です。
フリーランスを含む自営業は、定年がなく、自分の体と周囲の環境が許せば、いつまでも働くことができます。
実際に「何歳まで働き続けたいか」と聞いたところ、「70歳以上」まで働きたい人が4割弱います。
もちろん、仕事が好きで長く働きたいという人が多いでしょうが、「老後資金についての不安」も影響していそうです。