人生100年時代の最大の不安は「老後の生活資金」。8割以上が「2,000万円では足りない」と回答

[2022/6/11 00:00]

千人に聞いたお金の意識

お金の相談プラットフォーム「マネーキャリア」が、お金についての意識調査の結果を公開しています。

2022年5月に行なわれたインターネット調査には、全国の20歳~59歳の男女1,000人が回答しています。

人生が100年になっても不安なだけ

「人生100年時代に不安があるか」を調査したところ、9割近くが「不安がある」と答えています。

多くの人が100歳まで生きるような時代になったとしても、ほとんどの人には不安しかもたらさないようです。

出典:「マネーキャリア」

長寿の不安は「お金」と「健康」

「人生100年時代において何が不安か」聞いています。

1位は「お金(収入/貯蓄/資産形成)」でした。

あまり差がなく、「健康/病気」が続きます。

長寿の不安は「お金」と「健康」の2つなのです。

出典:「マネーキャリア」

最大の不安は「老後の生活資金」

「お金について不安がある」と回答した人に「最も不安なもの」を聞いています。

もっとも多い回答は「老後の生活資金/年金」でした。

全体の4割以上を占めており、次に多い「収入が増えないこと」の2倍以上となっています。

「お金の不安」の多くは、老後の生活資金の不安なのです。

出典:「マネーキャリア」

老後に必要な資金は2千万円では足りない

「老後に必要な資金の総額」を聞いています。

ここで言う老後は「65歳~100歳」を指しています。

一番多い回答は「2,000万円以上3,000万円未満」でした。

これだけで全体の4分の1を占めています。

そして、回答者の8割以上が「2,000万円では足りない」と考えています。

出典:「マネーキャリア」

備えを始めている人は多い

ここまで見てきたように、老後の生活資金に対して不安を感じている人は多く、2,000万円以上の資金が必要と考えています。

そして、「年収が300万円未満」の人のうち5割が、貯金や投資などの「資産形成をしている」と答えています。

そして、この割合は、年収が多くなればなるほど高くなっていきます。

それだけ、「老後の生活資金」に対する不安は強いのです。

もし、「将来に不安はあるけれど、何から手をつければいいのかわからない」という人は、例えば、給与が振り込まれたら、自動的に積み立てられる「天引き貯蓄」を試してください。

毎月の積立額は少額でも、1年経てば、それなりの金額になります。

貯金ができたという成果が、自分の自信につながり、将来に対する不安を少しだけ減らしてくれるでしょう。

出典:「マネーキャリア」
[シニアガイド編集部]