人生100年時代の最大の不安は「老後の生活資金」。8割以上が「2,000万円では足りない」と回答
千人に聞いたお金の意識
お金の相談プラットフォーム「マネーキャリア」が、お金についての意識調査の結果を公開しています。
2022年5月に行なわれたインターネット調査には、全国の20歳~59歳の男女1,000人が回答しています。
人生が100年になっても不安なだけ
「人生100年時代に不安があるか」を調査したところ、9割近くが「不安がある」と答えています。
多くの人が100歳まで生きるような時代になったとしても、ほとんどの人には不安しかもたらさないようです。
長寿の不安は「お金」と「健康」
「人生100年時代において何が不安か」聞いています。
1位は「お金(収入/貯蓄/資産形成)」でした。
あまり差がなく、「健康/病気」が続きます。
長寿の不安は「お金」と「健康」の2つなのです。
最大の不安は「老後の生活資金」
「お金について不安がある」と回答した人に「最も不安なもの」を聞いています。
もっとも多い回答は「老後の生活資金/年金」でした。
全体の4割以上を占めており、次に多い「収入が増えないこと」の2倍以上となっています。
「お金の不安」の多くは、老後の生活資金の不安なのです。
老後に必要な資金は2千万円では足りない
「老後に必要な資金の総額」を聞いています。
ここで言う老後は「65歳~100歳」を指しています。
一番多い回答は「2,000万円以上3,000万円未満」でした。
これだけで全体の4分の1を占めています。
そして、回答者の8割以上が「2,000万円では足りない」と考えています。
備えを始めている人は多い
ここまで見てきたように、老後の生活資金に対して不安を感じている人は多く、2,000万円以上の資金が必要と考えています。
そして、「年収が300万円未満」の人のうち5割が、貯金や投資などの「資産形成をしている」と答えています。
そして、この割合は、年収が多くなればなるほど高くなっていきます。
それだけ、「老後の生活資金」に対する不安は強いのです。
もし、「将来に不安はあるけれど、何から手をつければいいのかわからない」という人は、例えば、給与が振り込まれたら、自動的に積み立てられる「天引き貯蓄」を試してください。
毎月の積立額は少額でも、1年経てば、それなりの金額になります。
貯金ができたという成果が、自分の自信につながり、将来に対する不安を少しだけ減らしてくれるでしょう。