新型コロナ、4回目のワクチン接種が「50万回」を突破
[2022/7/4 00:00]
4回目の接種回数が59万回に
新型コロナウイルス感染症ワクチンの4回目の接種回数が、50万回を超えました。
4回目のワクチン接種は、2022年5月25日に開始されました。
そして、7月1日の時点に、接種回数が「598,072回」になり、50万回を超えました。
もうすぐ60万回に届くでしょう。
7月以降に増加の見込み
4回目の接種率は「60歳以上の人」に限っても「1.3%」と低く、接種が進んでいません。
その理由は、4回目の接種の条件が「3回目の接種から5カ月以上経過した人」となっているためです。
7月に入ると、3回目の接種が多かった2022年2月に接種した人が対象となるので、接種回数が増えていくでしょう。
目的が変わった4回目の接種
4回目のワクチン接種は、3回目までとは大きく変わりました。
3回目までの接種は、新型ウイルス感染症の「感染の拡大を防止する」ことを目的としていました。
しかし、4回目は、「感染したときに重症にならない」ことを目的としています。
そのため、接種対象が狭く、「60歳以上の人」と「18歳以上60歳未満で、重症化リスクが高いと医師が認める人」だけを対象としています。
しかし、「18歳以上60歳未満で、重症化リスクが高いと医師が認める人」は判定が難しいので、接種券が届くとは限りません。
記事末のリストを見て、自分も該当すると分かったら、もよりの自治体のホームページで4回目の接種を申し込んでください。
4回目の接種を逃さないように、自分から動いて、接種券を手に入れてください。
付録:「重症化リスクが高いと医師が認める人」の条件
- 慢性の呼吸器の病気
- 慢性の心臓病(高血圧を含む)
- 慢性の腎臓病
- 慢性の肝臓病(肝硬変等)
- インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病
- 血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血を除く)
- 免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む)
- ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
- 免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
- 神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)
- 染色体異常
- 重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)
- 睡眠時無呼吸症候群
- 重い精神疾患(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療育手帳を所持している場合)