急激に接種回数が増えた、4回目のワクチン接種
4回目の接種回数が100万回を超える
新型コロナウイルス感染症ワクチンの4回目の接種回数が、100万回を超えました。
4回目のワクチン接種は、2022年5月25日に開始されました。
そして、7月6日の時点で、接種回数が「128万9,667回」になり、100万回の大台を超えました。
7月に入ってから、1日の接種回数が急激に増えています。
「2月」に3回目の接種をした人が対象に
4回目の接種の条件の1つは「3回目の接種から5カ月以上経過した人」です。
そのため、対象となる人が少なく、接種が進んでいませんでした。
3回目の接種は、2022年2月から3月に多かったため、6月中は、まだ接種できなかったのです。
7月に入ったことで、「2022年2月」に3回目の接種をした人が対象となり、1日に20万人以上の人が接種するようになりました。
今後も、これまで以上のハイペースで、4回目の接種が進むでしょう。
重症化リスクが高い人は自分で申し込みを
4回目のワクチン接種の条件は、3回目の接種からの間隔だけではありません。
「60歳以上の人」または「18歳以上60歳未満で、重症化リスクが高いと医師が認める人」のいずれかが条件となります。
「60歳以上の人」は、条件が年齢なので判断しやすく、もよりの自治体から「接種券」が送られてきます。
しかし、「18歳以上60歳未満で、重症化リスクが高いと医師が認める人」は、判断が難しいため、自分で申し込みをしないと「接種券」が送られてきません。
次に挙げるリストを見て、自分も該当すると分かったら、もよりの自治体のホームページで4回目の接種を申し込んでください。
現在、東京都などでは新しいオミクロン株「BA.5」などにより、新型コロナウイルス感染症の新規陽性者が増えはじめています。
万が一、感染したときに、重症になったり死亡したりする確率を下げるために、できるだけ早く4回目の接種を予約してください。
「重症化リスクが高いと医師が認める人」の条件
- 慢性の呼吸器の病気
- 慢性の心臓病(高血圧を含む)
- 慢性の腎臓病
- 慢性の肝臓病(肝硬変等)
- インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病
- 血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血を除く)
- 免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む)
- ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
- 免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
- 神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)
- 染色体異常
- 重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)
- 睡眠時無呼吸症候群
- 重い精神疾患(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療育手帳を所持している場合)