東京都の人口増加が続く。「世田谷区」以外の23区で人口増
[2022/7/30 00:00]
6月だけで6千人増加
東京都の人口が、2022年7月1日時点で「1,403万6,078人」になりました。
6月の1カ月間で、「6,352人」増えました。
2021年の後半から、新型コロナウイルス感染症によって、東京都の人口は減少傾向でした。
しかし、2022年は、4月から3カ月連続で人口が増えたことで、ようやく前年の人口を「4,034人」上回りました。
「世田谷区」以外の23区で人口増加
人口増加の多くは、区部(23区)で起きています。
6月は「5,599人」増えました。
23区では、143人減った「世田谷区」以外は、すべて人口が増えています。
もっとも増えたのは「豊島区」の903人でした。
都下の市部も、人口が「748人」増えました。
ただし、都下については、地域ごとの差が大きく、本格的な回復とは言えません。
「調布市」のように150人増えた市もあれば、「武蔵村山市」のように65人減った市もあります。
郡部は微増、島部は微減でした。
「第7波」の影響に注目
例年、東京都では、4月の年度替わりが終わると、人口が減り始めます。
しかし、2022年は、年度替わり以降も人口が増え続けています。
これがこのまま続くのか、「第7波」の影響で再び減り始めるのか、この先、数カ月の人口の動向が、コロナからの回復具合を示す目安となるでしょう。