高齢者の半分以上が、4回目のワクチン接種を終了
[2022/8/28 00:00]
半分以上の高齢者が「4回目の接種」を完了
新型コロナワクチンの4回目接種で、高齢者の50%以上が接種を終えたことが分かりました。
60歳以上の高齢者への接種は、8月26日現在で「2,211万2,926回」となり、想定されている人口の「51.2%」に達しました。
接種の92%は「高齢者」
4回目の接種は、8月15日時点では「2,400万9,378回」に達しました。
4回目の接種は、次の3つのグループが対象となっています。
- 「60歳以上の人」
- 「18歳以上60歳未満で、重症化リスクが高いと医師が認める人」
- 「医療従事者」および「高齢者施設の従事者」
しかし、接種回数の92%は「60歳以上」の高齢者に接種されています。
そして、対象の人口がはっきりしている「60歳以上の人」以外は、接種率が公開されていません。
リスクの高い人は自分で手続を
接種率が公開されていないことからも分かるように、「18歳以上60歳未満で、重症化リスクが高いと医師が認める人」や「高齢者施設の従事者」については、対象者であるかどうかが、自治体では判断できません。
つまり、自分自身で「4回目の接種」が必要と判断して、接種券を準備する必要があります。
次に掲げる「接種の対象となる基礎疾患」に該当する人は、もよりの市区町村のWebを利用して、接種券を請求してください。
また、「医療従事者等及び高齢者施設等の従事者」についても、接種できる人の範囲が広いので、厚労省のWebサイトで確認するか、勤務先の指示に従ってください。
付録:4回目の接種の対象となる基礎疾患の一覧
- 慢性の呼吸器の病気
- 慢性の心臓病(高血圧を含む)
- 慢性の腎臓病
- 慢性の肝臓病(肝硬変など)
- インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病または他の病気を併発している糖尿病
- 血液の病気(鉄欠乏性貧血を除く)
- 免疫の機能が低下する病気(治療や緩和ケアを受けている悪性腫瘍を含む)
- ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
- 免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
- 神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害など)
- 染色体異常
- 重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)
- 睡眠時無呼吸症候群
- 重い精神疾患(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療育手帳を所持している場合)