前の週の7割に減った東京都の新型コロナ。それでも16万人が療養中
[2022/9/3 00:00]
前の週の7割に減少
東京都の新型コロナウイルス感染症の新規陽性者は、8月31日時点で「14,492人/日」でした。
これは、前の週の72%にあたり、減少傾向が続いています。
8月をピークとして増え続けていた「第7波」の流行も、ようやく減少に向かい始めました。
療養中の人が16万人もいる
しかし、新規陽性者が減ったといっても、まだ安心できません。
検査で陽性になり、療養中の人は、16万人を超えています。
こちらも減少傾向が続いていますが、まだ、2月の「第6波」のピーク時に近い状況です。
現在流行中の「オミクロン株 BA.5」は、感染力が強く、軽症で自宅療養中の陽性者が、「第6波」よりも多いのです。
また、症状が重い「入院患者数」も、まだ3千人を超えています。
ピークを超えたとはいえ、油断のできない状況が続いています。
「BA.5」の流行はあと数週間
では、「BA.5」の流行はいつまで続くのでしょうか。
現在、「BA.5」の割合は、98%を超えており、他の亜系統を圧倒しています。
そして、「BA.5」の増え方は、1つ前に流行した「オミクロン株 BA.2」に、かなり似ています。
今後も「BA.5」が「BA.2」と同じ動きを続けるのであれば、あと3~4週間ほどは、流行のピークを維持するでしょう。
つまり、9月いっぱいは、「BA.5」による「第7波」の流行が続くと思って、備えをしてください。