新型コロナのワクチン接種。4回目を終えた高齢者が60%を超える
[2022/9/9 00:00]
高齢者の60%が「4回目」を終える
新型コロナワクチンの4回目接種で、60歳以上の高齢者の60%以上が接種を終えたことが分かりました。
4回目の接種は、9月7日時点では「2,936万7,673回」に達しました。
このうち、高齢者への接種は「2,643万5,486回」で、想定されている人口の「61.0%」に達しました。
接種の90%は「高齢者」
4回目の接種は、次の3つのグループが対象となっています。
- 「60歳以上の人」
- 「18歳以上60歳未満で、重症化リスクが高いと医師が認める人」
- 「医療従事者」および「高齢者施設の従事者」
そして、接種回数の90%は「60歳以上」の高齢者が占めています。
高齢者については、接種対象であることを自治体が判断できるので、接種が進んでいるのです。
リスクの高い人は自分で手続を
接種対象であることを自治体が判断できない人は、どうすれば良いのでしょうか。
この場合は、「4回目の接種」が必要と自分で判断して、接種券を準備する必要があります。
次に掲げる「接種の対象となる基礎疾患」に該当する人は、もよりの市区町村のWebを利用して、接種券を請求してください。
現時点では、4回目の接種は9月30日までが期限となっています。
できるだけ早く手続きをしてください。
また、「医療従事者等及び高齢者施設等の従事者」についても、接種できる人の範囲が広いので、厚労省のWebサイトで確認するか、勤務先の指示に従ってください。
付録:4回目の接種の対象となる基礎疾患の一覧
- 慢性の呼吸器の病気
- 慢性の心臓病(高血圧を含む)
- 慢性の腎臓病
- 慢性の肝臓病(肝硬変など)
- インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病または他の病気を併発している糖尿病
- 血液の病気(鉄欠乏性貧血を除く)
- 免疫の機能が低下する病気(治療や緩和ケアを受けている悪性腫瘍を含む)
- ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
- 免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
- 神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害など)
- 染色体異常
- 重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)
- 睡眠時無呼吸症候群
- 重い精神疾患(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療育手帳を所持している場合)