東京都、高齢者のインフルエンザワクチン接種を今年は無料に

[2022/10/6 00:00]

自己負担無しでワクチンを接種

東京都は、高齢者を対象にしたインフルエンザワクチンの接種を無料で行なっています。

通常、インフルエンザワクチンの接種には数千円の費用が必要ですが、この制度を利用すると、無料で接種することができます。

これは、今年限定で行なわれているもので、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザが、同時に流行するのを防ぐことを目的としています。

季節性インフルエンザは、ここ2年は流行していませんが、今年は新型コロナとの同時流行が心配されています。

「65歳以上」と「60歳以上で基礎疾患」の人が対象

ここでは、千代田区を例にとって、無料接種の内容を紹介します。

無料接種の対象は、「65歳以上の人と、60歳から64歳で基礎疾患がある人」です。

ここで言う基礎疾患とは、心臓や腎臓、呼吸器などの機能に障害がある人などです。

接種できる期間は、2022年10月1日から2023年1月31日に限定されています。

この期間以外に接種した場合は、全額自己負担となります

条件に該当する人は、できるだけ早く、利用してください。

条件に該当する人には、すでに「問診票」が郵送されています。

「問診票」に同封されている病院の一覧表を参照して、ワクチンの接種を申し込んでください。

なお、23区内であれば、千代田区内に限らず、他の区の病院でも接種を受けることができます。

新型コロナワクチンとの同時接種もできる

2022年7月まで、「新型コロナワクチンと他のワクチンの接種は、13日以上の間隔を空ける」という規定がありました。

しかし、新型コロナワクチンの規定が変更され、インフルエンザワクチンに限って、間隔を空けずに接種することが可能となっています。

必要な場合は、同時に接種することもできます。

接種間隔については気にせずに、自分の都合に合わせて、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの両方を接種してください。

出典:厚労省
[シニアガイド編集部]