死亡保険の契約額、男性は「1,373万円」、女性は「647万円」
生命保険で人生の障害に備える
人生を送る上では、さまざまな障害が発生します。
そのうちの「死亡」と「入院」に対して備える手段の一つが「生命保険」です。
生命保険は、毎月「保険料」を支払う代わりに、万一のときには「保険金」を受け取る契約です。
ただ、受け取る保険金の金額を決めることは簡単ではありません。
そこで、この記事では公共財団法人 生命保険文化センターの資料をもとに、みんながどれぐらいの金額の保険をかけているのかを紹介します。
調査の対象となったのは、18歳から79歳の男女4,844人です。
死亡保険金は、少しずつ下がっている
生命保険をかけている人が、死亡したときに受け取るのが「死亡保険金」です。
死亡保険金は、男性と女性の差が大きいのが特徴です。
男性は「1,373万円」、女性は「647万円」でした。
男性と女性では、ほぼ2倍の差があります。
また、死亡保険金の契約額は、少なくなる傾向があります。
9年前の2013年には、男性が「1,882万円」、女性が「876万円」でした。
それが、男女とも、調査のたびに減少しています。
1日単位でもらえる入院給付金
生命保険をかけている人が、入院した際に受け取るお金は「入院給付金」と言います。
入院給付金は、1日単位で支払われます。
2022年の調査では、男性は1日当たり「9,600円」、女性は「8,100円」でした。
こちらは、男性と女性の差が大きくありません。
9年前の2013年の入院給付金は、男性が「10,900円」、女性が「9,000円」でした。
これに比べると、今回の調査では入院給付金が下がっています。
しかし、過去の動きを見ると、死亡保険金のように下がり続ける傾向はありません。
死亡保険金の契約額は下げても、入院給付金の金額は維持するのが、最近の傾向のようです。
自分の年齢や家族構成から金額を決める
2022年の時点で、生命保険の契約額は、次の通りでした。
死亡保険金は、男性は「1,373万円」、女性は「647万円」です。
入院給付金は1日当たりで、男性は「9,600円」、女性は「8,100円」でした。
自分や家族が、生命保険の見積もりをするときは、これらの数字を参考にしてください。
その上で、自分の年齢や職業、家族構成をもとにして、契約内容を決めましょう。