死亡保険の契約額、男性は「1,373万円」、女性は「647万円」

[2022/10/15 00:00]

生命保険で人生の障害に備える

人生を送る上では、さまざまな障害が発生します。

そのうちの「死亡」と「入院」に対して備える手段の一つが「生命保険」です。

生命保険は、毎月「保険料」を支払う代わりに、万一のときには「保険金」を受け取る契約です。

ただ、受け取る保険金の金額を決めることは簡単ではありません。

そこで、この記事では公共財団法人 生命保険文化センターの資料をもとに、みんながどれぐらいの金額の保険をかけているのかを紹介します。

調査の対象となったのは、18歳から79歳の男女4,844人です。

死亡保険金は、少しずつ下がっている

生命保険をかけている人が、死亡したときに受け取るのが「死亡保険金」です。

死亡保険金は、男性と女性の差が大きいのが特徴です。

男性は「1,373万円」、女性は「647万円」でした。

男性と女性では、ほぼ2倍の差があります。

出典:生命保険文化センターのデータをもとに編集部が作成

また、死亡保険金の契約額は、少なくなる傾向があります。

9年前の2013年には、男性が「1,882万円」、女性が「876万円」でした。

それが、男女とも、調査のたびに減少しています。

出典:生命保険文化センターのデータをもとに編集部が作成

1日単位でもらえる入院給付金

生命保険をかけている人が、入院した際に受け取るお金は「入院給付金」と言います。

入院給付金は、1日単位で支払われます。

2022年の調査では、男性は1日当たり「9,600円」、女性は「8,100円」でした。

こちらは、男性と女性の差が大きくありません。

出典:生命保険文化センターのデータをもとに編集部が作成

9年前の2013年の入院給付金は、男性が「10,900円」、女性が「9,000円」でした。

これに比べると、今回の調査では入院給付金が下がっています。

しかし、過去の動きを見ると、死亡保険金のように下がり続ける傾向はありません。

死亡保険金の契約額は下げても、入院給付金の金額は維持するのが、最近の傾向のようです。

出典:生命保険文化センターのデータをもとに編集部が作成

自分の年齢や家族構成から金額を決める

2022年の時点で、生命保険の契約額は、次の通りでした。

死亡保険金は、男性は「1,373万円」、女性は「647万円」です。

入院給付金は1日当たりで、男性は「9,600円」、女性は「8,100円」でした。

自分や家族が、生命保険の見積もりをするときは、これらの数字を参考にしてください。

その上で、自分の年齢や職業、家族構成をもとにして、契約内容を決めましょう。

[シニアガイド編集部]