派遣の平均時給は「1,627円」。地域や職種で千円以上の差

[2022/10/23 00:00]

派遣の平均時給は「1,627円」

人材派遣サイト「エン派遣」が、2022年9月の平均時給を公開しています。

関東、東海、関西の三大都市圏の平均時給は「1,627円」でした。

これは前月よりも11円、前年の同じ月よりも4円高くなっています。

派遣の平均時給が前年を上回るのは、8カ月連続となります。

出典:エン・ジャパン

関東とそれ以外では大差

派遣の時給を地域別に見てみましょう。

関東が「1,701円」でもっとも高くなりました。

関西が「1,468円」、東海が「1,403円」です。

同じ三大都市圏であっても、東京を含む関東と、それ以外では、時給に大きな差があることが分かります。

時給は職種によって千円以上違う

次に、派遣の時給を職種別に見てみましょう。

もっとも高いのは「IT系」で「2,421円」でした。

一方、「医療・介護系」は「1,401円」に留まっています。

派遣で働くという勤務形態は同じでも、職種によって、平均時給に千円以上の差があることが分かります。

出典:エン・ジャパンのデータをもとに編集部が作成

必要とされる知識や経験の確認を

現在の労働市場は人手が不足気味で、パート/アルバイトの平均時給は千円前後に達しています。

一方、派遣の平均時給は1,600円前後で、パート/アルバイトを大きく上回っています。

ある程度の制約はあっても、気楽なバイトではなく、派遣を選ぶ意味は十分にあります。

しかし、派遣の場合、地域や職種による時給の差が大きく、「派遣だから」とひとまとめにすることができません。

時給が高い仕事は、必要とされる知識や経験の水準も高いのです。

派遣の仕事を探すときは、時給だけで判断せず、自分の能力や経験に合った職種を選びましょう。

ミスマッチな仕事を選ぶと、自分が困るだけではなく、会社にも迷惑をかけてしまいます

[シニアガイド編集部]