シニアの9割が、60代以降も働くことに「不安や課題」を感じている
[2022/10/26 00:00]
50代以上の1,800人へのアンケート
求人検索エンジン Indeedが「シニア世代の就業」に関する意識調査の結果を公開しています。
2022年9月に行なわれたインターネット調査には、50代から70代の男女1,800人が回答しています。
働く意欲がある人は「6割」
60代以降も「働きたい」もしくは「働く必要がある」と感じている人は「58.3%」でした。
回答者の、ほぼ6割が働く意欲を示しています。
しかし、年代による差は大きく、50代では75%ですが、60代は58%、70代は41%でした。
年代が上がるにつれて、働く意欲は下がっていきます。
不安を感じている人は「9割」
60代以降に働くことに対して、不安や課題を感じている人は「92.7%」でした。
ほとんどのシニアが、働き続けることに対して、不安を感じていることが分かります。
自分の身体や精神力への不安が多い
不安や課題で、一番多いのは「健康状態が維持できるか」でした。
そして、「働くための気力を維持できるか」と「肉体労働に耐えられるか」が続きます。
つまり、自分の身体や精神力への不安が多いのです。
できれば「50代」から準備を
60代以上で働くことに対して、事前に準備をしている人は「55.9%」でした。
準備を始めた時期で多いのは「50代後半」でした。
「50代後半」と「50代前半」と合わせると半分を超えます。
準備を始める時期は「50代」が目安と思えば良いでしょう。
60歳になってから準備を始めた人も3割いますが、できれば50代のうちに手をつけておきましょう。