新型コロナワクチン、5回目の接種をした人が100万人を超える
[2022/11/11 00:00]
5回目の接種者が100万人を超える
新型コロナウイルス感染症用のワクチン接種において、通算で5回接種した人が100万人を超えたことが分かりました。
新型コロナワクチンの接種は、2021年4月に始まりました。
それからの1年半で、5回ものワクチン接種を受ける機会が提供されたのは、ワクチンの有効性を手探りしつつ、走り続けてきた結果と言えるでしょう。
5回目の接種は「高齢者」が中心
5回目のワクチン接種を受けた人は、2022年11月9日現在で「120万9,736人」です。
そのうちの「108万7,491人」が、65歳以上の高齢者です。
65歳以上の高齢者の割合は、ほぼ90%に達しています。
このように高齢者の接種回数が多いのは、新型コロナウイルス感染症では、高齢者ほど死亡率が高いためです。
そのために、ワクチンの接種は、高齢者が優先されてきました。
特に、「4回目の接種」は、当初は高齢者と持病のある人に限定されていました。
それが理由で、ワクチンを5回目接種しているのは、高齢者ばかりなのです。
多くの人が受けられるので年内に接種を
現在、接種が進んでいる「オミクロン株対応ワクチン」の接種条件は、「12歳以上」で「3カ月以上前に、1回目と2回目の初回接種を受けている」の2つだけです。
以前の4回目の接種に比べて条件が少なく、多くの人が接種できます。
そのため、今回接種を受けるのが「3回目」の人もいれば、4回目、5回目となる人もいます。
2022年の冬は、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が心配されています。
接種条件を満たしているのであれば、「オミクロン株対応ワクチン」の接種を前向きに検討してください。