東京都の新型コロナ患者が、前の週の1.5倍に急増
[2022/11/12 00:00]
新型コロナの流行が加速
東京都の新型コロナウイルス感染症の流行が加速しています。
11月9日時点の1週間平均の新規陽性者は「6,452人」で、1週間前に比べて50%も増えました。
前の週の増加率は30%でしたから、流行の拡大が加速しています。
1週間で1.5倍という今のペースが続くと、年内にも「第8波」の到来になりかねません。
300人以上増えた入院患者
入院患者数も増加しています。
11月9日時点の入院患者数は「2,036人」で、前の週から382人も増えました。
また、酸素投与が必要な患者も、27人増えて「243人」になりました。
まだ、新型コロナ専用ベッドの使用率は高くありませんが、注意が必要です。
「BQ.1.1」「BF.7」などの新顔が登場
先週まで、東京都の流行は「オミクロン株」の「BA.5」が9割以上を占めていました。
しかし、今週は「86.4%」まで減りました。
その一方で、「BQ.1.1」「BF.7」などの新しい亜系統が増えてきました。
また、「BA.2.7.5」や「BA.4」など、以前からいる亜系統も、勢いを取り戻しています。
長らく主役の座にある「BA.5」ですが、次の亜系統に席を譲る可能性が出てきました。
流行するウイルスの種類が変わっても予防の方法は変わりませんが、症状などに影響が出る可能性があります。
「BA.5」以外の亜系統の増減に注意をしてください。