おひとりさまの将来の最大の不安は「老後の生活費」。現在の貯金は「707万円」
未婚男女への大規模調査
ジブラルタ生命保険が「おひとりさまに関する調査」の結果を公開しています。
2022年10月から11月にかけて行なわれたインターネット調査には、20歳から69歳の未婚男女4,700人が回答しています。
この記事では、老後に対する備えに関する結果を紹介します。
将来の最大の不安は「老後の生活費」
「自身の将来について、どのようなことに不安を感じるか」と聞いています。
一番多い答えは、「老後の生活費」でした。
回答者の4割以上が、これを挙げています。
次いで、「自身の病気」と「親の介護」が3割を超えています。
老後に必要なお金は「2,294万円」
「老後に備えてリタイアまでに準備したいお金」を聞いています。
金額別に見ると、「1千万円~2千万円未満」と「2千万円~3千万円未満」が並んでいます。
回答者全体の平均は「2,294万円」でした。
男性は「2,530万円」、女性は「2,057万円」で、男性の方が高めになっています。
現在の貯金は「707万円」
では、貯金は、どれぐらいあるのでしょうか。
現在の貯蓄額の平均は「707万円」でした。
金額別に見ると、一番多いのは「貯金がない」で、ほぼ4人に1人でした。
そして、「100万円~200万円未満」「50万円未満」と、少ない金額が続きます。
平均の金額は高くても、貯金が少ない人と、多い人とに分かれているようです。
年齢が高くなるほど、貯金が貯まる
なお、貯金の金額は、年齢別に大きく異なります。
全世代の平均は、男性が「735万円」、女性が「680万円」です。
しかし、男女とも、年齢が高くなるほど、貯金の金額が大きくなります。
例えば、20代男性は118万円ですが、60代男性は1,668万円で、10倍以上の差があります。
また、60代になると、退職金が出ることや、子育てが終わって教育費が減ることなどで、貯金の金額が大きくなります。
このあたりの事情は個人差が大きいので、自分の状況に応じて、貯蓄の準備をしてください。