インフルエンザが、3年ぶりに「流行シーズン」入り。30都道府県で流行中

[2023/1/9 00:00]

インフルエンザが3年ぶりの流行

この冬のインフルエンザが、3年ぶりに「流行シーズン」に入ったと厚労省が発表しています。

インフルエンザは、一つの医療機関当たりの患者数が「1人」を超えると、流行シーズン入りしたとされます。

すでに12月中旬に、目安である「1人」を超えており、2023年1月1日までの1週間の全国平均では「2.05人」に達しました。

沖縄県は「注意報」レベルの流行

2023年1月1日までの1週間で見ると、30の都道府県で、一つの医療機関当たりの患者数が「1人」を超えています。

患者数が、全国平均の2.05人を超えている県は、次の通りです。

  • 沖縄県 9.89人
  • 富山県 5.96人
  • 福岡県 4.19人
  • 大阪府 3.73人
  • 神奈川県 3.70人
  • 宮崎県 3.29人
  • 東京都 2.94人
  • 北海道 2.76人
  • 千葉県 2.57人
  • 山梨県 2.27人
  • 埼玉県 2.08人

1つの医療機関当たりの患者数が「10人」を超えると「注意報」、「30人」を超えると「警報」が発令されます。

すでに沖縄県は、「注意報」が出るレベルの流行となっていることが分かります。

新型コロナとの同時流行に

インフルエンザが流行するのは3年ぶりです。

今年は新型コロナウイルス感染症も流行しており、2つの感染症が同時に流行する事態となりました。

では、喉の痛みや発熱などの症状が出たときは、どうすれば良いのでしょうか。

まず、新型コロナの重症化のリスクが高い、高齢者や基礎疾患のある人は、かかりつけ医か、発熱外来を受診してください。

出典:厚労省

リスクの低い人は、検査キットで陽性か陰性かを判断し、その上で受診や自宅療養を行なってください。

検査キットは、新型コロナ用のほか、新型コロナとインフルエンザの両方が一度に検査できる同時検査キットも販売されています。

オンラインでも購入可能なので、解熱鎮痛薬とともに用意しておきましょう。

出典:厚労省
[シニアガイド編集部]