2月は5千以上の食品が値上げ。「加工食品」や「冷凍食品」が中心

[2023/1/24 00:00]

大手メーカーの半分以上が値上げを予定

調査会社の東京商工リサーチが、食品の値上げについての調査結果を公開しています。

主要な食品メーカー121社のうち、2023年1月以降に値上げを予定しているのは、64社でした。

つまり、大手食品メーカーの半分以上が値上げを予定しています。

値上げを予定されている品目は、「10,036品目」に達しています。

「加工食品」と「冷凍食品」が多い

値上げが予定されている分野は、「加工食品」が多く、全体の3割近くを占めています。

具体的な品目としては、「ハム/ソーセージ」「練り物/すり身」「缶詰」の値上げが多くなっています。

次に多い分野は「冷凍食品」でした。

これも、全体の2割以上を占めています。

以下、「調味料」や、「飲料/酒」が続きます。

出典:東京商工リサーチのデータをもとに編集部が作成

値上げ幅は「5%以上10%未満」

次に値上げの幅を見てみましょう。

値上げ率で一番多いのは、「5%以上10%未満」でした。

全体の半分以上を占めています。

そして、「5%未満」が3割で続きます。

一方、「10%以上」の大幅な値上げは多くありません。

なお、製品の量や個数を減らす、いわゆる「ステルス値上げ」は1割未満ですが、パンやスナック菓子を中心に残っています。

出典:東京商工リサーチ

次のピークは2月

では、値上げされる時期はいつでしょう。

1月中旬の時点では、「2月」に大量の値上げが予定されています。

今年の1月は値上げされる食品が少なく落ち着いた印象でしたが、2月は毎日の買い物で値上げを感じる生活となりそうです。

出典:東京商工リサーチ
[シニアガイド編集部]