「特に値上げを感じる食品」は「卵/乳製品」と「パン」。買い控えしているのは「パン」と「お菓子」
食品の値上げについてのアンケート
フードロス削減を目指すショッピングサイト「Kuradashi(クラダシ)」が、食品の値上げの影響についての調査結果を公開しています。
2023年1月に行なわれたインターネット調査には、5,705人が回答しています。
9割近くの人が、「家計に影響が出ている」
「最近の食品の値上げが、家計に影響がある」と答えた人は、9割近くに達しました。
「影響がない」と答えた人は5%足らずでした。
昨年後半からの食品の値上げが、多くの人に影響を与えていることが分かります。
値上げを感じるのは「卵/乳製品」と「パン」
「特に値上げを感じる食品」を聞いています。
一番多いのは「卵/乳製品」でした。
あまり差がなく、「パン」が続きます。
「肉/肉加工品」までの3つが、回答者の3割を超えています。
「パン」「お菓子」などは買い控えが始まっている
「値上げされたことが理由で、購入を控えるようになった食品」を聞いています。
一番多い回答は、「購入を控えるようになったものはない」でした。
食品は、いつも買うものが決まっているので、少し値段が上がっても、「買わない」という選択が難しいことが分かります。
買い控えの対象としては、「パン」「お菓子」「インスタント/レトルト食品」など、値上げされた印象が強い食品が挙がっています。
年度末に向けて、値上げは続く
今回の調査によって、昨年後半からの食品の値上がりが、生活に大きく影響していることが分かりました。
値上げを実感している食品としては、「卵/乳製品」「パン」「肉/肉加工品」が挙がっています。
しかし、値上げによる買い控えを始めた人は、まだ多くありません。
それでも、「パン」「お菓子」「インスタント/レトルト食品」では買い控えが始まっています。
今後も値上げが続くようであれば、多くの人に「買い控え」が広がる可能性があります。
そして、食品の値上げは、これで終わりではありません。
今後も、年度末に向けて、「加工食品」や「冷凍食品」を中心に、多くの食品の値上げが予定されています。
いつ、どんな食品が値上げされるのか、油断はできません。
買い物のときは、いつもの品を習慣的に買うのでなく、1つ1つ、値段を確かめてから買うようにしましょう。