東京都、インフルエンザの「流行注意報」を発令。八王子市や荒川区で流行中
[2023/2/5 00:00]
インフルエンザの流行が「注意報」レベルに
東京都が、インフルエンザの「流行注意報」を発令しました。
「流行注意報」は、インフルエンザの患者が10人を超えた保健所が、都内の人口の3割を超えると発令されます。
まだ、流行は初期の状態ですが、大きな流行に拡大する可能性があります。
自分や家族の身を守るための対策が必要です。
現在の流行は「八王子市」と「荒川区」
現在、インフルエンザが流行している保健所は、次の通りです。
- 八王子市 22.83人
- 荒川区 20.57人
- 町田市 19.54人
- 江戸川 15.89人
- 多摩小平 13.23人
- 足立 12.42人
- 多摩府中 11.29人
- 中央区 10.60人
- 目黒区 10.25人
これらの保健所では、1週間当たりの患者数が10人を超えており「注意報」レベルに達しています。
そして、島部を除いて、インフルエンザ患者が発生していない保健所はありません。
どこに住んでいても、一定の警戒が必要です。
10歳未満の患者が半分を占める
インフルエンザは、学校や社会福祉施設など、人が集まる施設で集団感染しやすいという特徴があります。
今シーズンに発生した集団感染は、1月29日までに394件に達しました。
集団感染の場所は「保育所」や「小学校」が多く、10歳未満が半分を占めています。
子供をきっかけにして、家庭内に感染が広まらないように注意してください。
もう一度、「手洗い」と「マスク」の徹底を
インフルエンザは、2018年を最後に大きな流行がありません。
これは、新型コロナウイルス感染症への対策が、インフルエンザにも有効だったためです。
しかし、今年は新型コロナへの警戒が薄れたこともあって、インフルエンザが復活しています。
もう一度、「こまめな手洗い」や「必要な場面でのマスク着用」など、基本的な感染対策を徹底してください。