5月になって新型コロナの扱いが変わっても、7割以上の人は「マスク」を着用する

[2023/3/19 00:00]

1万人に聞いた今後の感染予防

東京都が、新型コロナウイルス感染症についてのアンケート結果を公開しています。

2023年2月に行なわれたインターネット調査には、都内在住の20代から70代の男女10,429人が回答しています。

このアンケートでは、新型コロナの扱いが変わる、2023年5月8日以降の感染予防について聞いています。

ここでは、マスクの扱いを中心に紹介します。

5月になってもマスクをする人が「7割」

アンケートを取った2月の時点で、マスクを着用している人は「87.6%」でした。

ほぼ、9割の人がマスクを着用しています。

一方、5月8日以降にマスクを着用するという人は「71.3%」でした。

現時点よりも、少し減りますが、それでも7割以上の人がマスクを着用する見込みです。

出典:東京都

健康を守るためだけではない、マスクの利点

では、マスクを着用する人は、何が目的なのでしょうか。

回答を分析すると、大きく3つに分かれています。

もっとも多いのは「健康を守るための対策」です。

まず、「コロナ感染を防ぐため」が、8割を超えます。

そして、「風邪などの感染症を防ぐため」や「花粉症対策になるから」が続きます。

次に多いのが「周囲の人の視線」です、「エチケットだから」や「人の目が気になるから」などがこれに含まれます。

また、「身だしなみに気を使わなくて良い」という理由も小さくありません。

「化粧しなくてよい、ひげを剃らなくてよい」や「マスクは楽だから」という回答がありました。

出典:東京都

コロナと共存する日々で、変わっていく感覚

新型コロナの流行後、ほぼ3年に渡って多くの人がマスクを着用してきました。

しかし、2023年3月13日から、マスクの着用は個人の判断に委ねられました。

さらに、5月8日からは、新型コロナウイルス感染症の取り扱いが変わります。

これまでは、「結核」と同じ「二類」でしたが、「季節性インフルエンザ」と同じ「五類」へと変わります。

つまり、新型コロナは、特別扱いの感染症から、一般的な感染症へと扱いになります。

このように、ステップを踏むことで、新型コロナと経済活動との共存を図っていくのが、現在の方針です。

現在は、5月8日以降もマスクを着用する予定の人が多いのですが、実際に5月になると、状況は変わっているかもしれません。

[シニアガイド編集部]