5月になって新型コロナの扱いが変わっても、7割以上の人は「マスク」を着用する
1万人に聞いた今後の感染予防
東京都が、新型コロナウイルス感染症についてのアンケート結果を公開しています。
2023年2月に行なわれたインターネット調査には、都内在住の20代から70代の男女10,429人が回答しています。
このアンケートでは、新型コロナの扱いが変わる、2023年5月8日以降の感染予防について聞いています。
ここでは、マスクの扱いを中心に紹介します。
5月になってもマスクをする人が「7割」
アンケートを取った2月の時点で、マスクを着用している人は「87.6%」でした。
ほぼ、9割の人がマスクを着用しています。
一方、5月8日以降にマスクを着用するという人は「71.3%」でした。
現時点よりも、少し減りますが、それでも7割以上の人がマスクを着用する見込みです。
健康を守るためだけではない、マスクの利点
では、マスクを着用する人は、何が目的なのでしょうか。
回答を分析すると、大きく3つに分かれています。
もっとも多いのは「健康を守るための対策」です。
まず、「コロナ感染を防ぐため」が、8割を超えます。
そして、「風邪などの感染症を防ぐため」や「花粉症対策になるから」が続きます。
次に多いのが「周囲の人の視線」です、「エチケットだから」や「人の目が気になるから」などがこれに含まれます。
また、「身だしなみに気を使わなくて良い」という理由も小さくありません。
「化粧しなくてよい、ひげを剃らなくてよい」や「マスクは楽だから」という回答がありました。
コロナと共存する日々で、変わっていく感覚
新型コロナの流行後、ほぼ3年に渡って多くの人がマスクを着用してきました。
しかし、2023年3月13日から、マスクの着用は個人の判断に委ねられました。
さらに、5月8日からは、新型コロナウイルス感染症の取り扱いが変わります。
これまでは、「結核」と同じ「二類」でしたが、「季節性インフルエンザ」と同じ「五類」へと変わります。
つまり、新型コロナは、特別扱いの感染症から、一般的な感染症へと扱いになります。
このように、ステップを踏むことで、新型コロナと経済活動との共存を図っていくのが、現在の方針です。
現在は、5月8日以降もマスクを着用する予定の人が多いのですが、実際に5月になると、状況は変わっているかもしれません。