東京都の人口の4%は外国人。8割以上は23区に住んでいる
[2023/3/27 00:00]
東京都の人口の4%は外国人
東京都在住の外国人は、2023年1月1日現在で「58万1,112人」でした。
これは、東京都の人口の4.1%を占めています。
外国人の人口は、前年よりも6万3,231人も増えています。
これは、新型コロナウイルス感染症に伴う入国制限で一時帰国していた人たちが、戻ってきたものと思われます。
8割以上は23区に住んでいる
東京に住む外国人の83.5%は、「区部(23区)」に住んでいます。
都下の「市部」が16.2%、島を含む「町村部」は0.2%です。
外国人の居住がもっとも多い区は「新宿区」で約4万人です。
そして、「江戸川区」「足立区」「江東区」も3万人を超えています。
島部は居住が少なく、「御蔵島村」では1人、「青ヶ島村」では0人です。
現役世代が多く、子供や老人は少ない
東京に住む外国人の特徴の一つは、年齢の偏りです。
外国人の86%は、15歳~64歳の「生産年齢人口」が占めています。
14歳以下の「年少人口」は8.6%、65歳以上の「老年人口」は5.3%に留まっています。
つまり、東京に住んでいる外国人の多くは、働くために住んでいる人が大半を占めています。
実際の年齢で見ると、20代前半から30代前半に偏っており、30代後半になると減ってしまいます。
これを見る限り、定住して子供を育てたり、高齢になるまで暮らしている人は多くありません。
極端な言い方をすれば、外国人にとって東京は働くための一時の仮住まいであり、暮らしを築く安住の地にはなっていないのでしょう。