4月以降の食品の値上げで、月に「2,140円」も出費が増える
[2023/4/7 00:00]
月に「2,140円」の負担増
調査会社の帝国データバンクが、2023年度の家計負担額を推計しています。
それによれば、4月以降の食品や飲料の値上げで、前年度に比べて、家計の支出が増えます。
2人以上の世帯を例に取ると、家計の負担が毎月「2,140円」増えるとしています。
1年間で見ると、「2万6千円」の支出増となります。
さらに、物価の上昇が始まった2年前と比べると、月の支出増が「3,110円」、年間では「3万7千円」も増える見込みです。
影響が大きいのは「加工食品」と「酒類」
支出が増えた食品を分野別に見てみましょう。
最も出費が増えるのは「加工食品」で、月に「723円」も増えます。
特に、ソーセージなど良く使われる食品の値上げが影響しました。
次に「酒類・飲料」で、月に「498円」も支出が増えます。
缶ビールは2022年10月に値上げ済みですが、今年度はウイスキーやワイン、缶コーヒーなどが上がります。
さらに、パック牛乳などの「乳製品」(月に300円増)、チョコレートを始めとする「菓子」(252円増)、マヨネーズやドレッシングなどの「調味料」(145円増)の値上げが続きます。
これだけ値上げが続く現状ですが、直近では鶏卵や輸入小麦などの材料費、そして電気代が上がっており、今後の値上げの要因となるでしょう。
今年後半にかけては、さらに家計の負担が重くなることが予想されます。