1年間で79万人も減った日本人。1人生まれるたびに、2人が死んでいる計算
[2023/6/4 00:00]
1年で79万人も減った日本人
厚労省の統計によれば、2022年に、日本人の人口は「79万8,214人」も減少しました。
人口の減少は、16年連続となります。
この記事では、人口減少の原因である「出生数」と「死亡数」の現状を紹介します。
ついに80万人を切った出生数
2022年の出生数は「77万747人」でした。
出生数は7年連続で減少が続いていますが、80万人を切ったのは、これが初めてです。
また、今回の数字は記録があるかぎりで過去最小です。
死亡数は過去最多を更新
2022年の死亡数は「156万8,961人」でした。
死亡数は2年連続で増加が続いており、今年は昨年より13万人も増えました。
こちらは記録がある限りで過去最多となっています。
1人生まれるたびに2人死んでいる計算
2022年の出生数は、死亡数の半分もありませんでした。
逆に言えば、死亡数は、出生数の2倍を超えているのです。
つまり、日本人が1人生まれるたびに、2人死亡している計算になります。
これでは、人口の減少が続くのも不思議はありません。
なお、これは全国的な現象であり、出生数が死亡数を超えている都道府県は、1つもありません。
すでに、すべての都道府県において、人口が自然に増加することはなくなっているのです。