日本の人口は1年間で55万人減少。日本人に限ると75万人も減少
[2023/4/15 00:00]
1年間で55万人も減少
総務省が、2022年10月1日時点の人口推計を公開しています。
日本の人口は「1億2,494万7千人」でした。
前年に比べて55万6千人減りました。減少率で見ると、-0.44%です。
人口の減少は2011年から続いており、12年連続となります。
なお、日本人の人口は1億2,203万1千人で、前年に比べて75万人の減少でした。
15歳未満が減り、65歳以上が増えた
総人口を年齢別に見てみましょう。
15歳未満の「年少人口」は11.6%で、過去最低です。
15~64歳の「生産年齢人口」は59.4%で、こちらは過去最低だった昨年から横ばいでした。
65歳以上の老年人口の割合を「高齢化率」と呼びますが、こちらは29.0%で過去最高でした。
生まれてくる子供の数が半分に減っている
最後に、少子高齢化の状況がよく分かる「人口ピラミッド」を見てみましょう。
人口ピラミッドとは、男女別に年齢ごとの人口を表した棒グラフです。
日本の人口ピラミッドは、高齢者が多く、子供が少ない、「つぼ形」をしています。
人口が多いのは、70代の第一次ベビーブーム世代と、40代の第2次ベビーブーム世代で、グラフは大きく張り出しています。
この2つの世代では、人口が100万人を超えている年もあります。
しかし、5歳以下の人口は50万人前後しかいません。
つまり、ここ数年間は、生まれてくる子供が最盛期の半分しかいません。
その分、グラフの張り出しは小さく、細くなっています。
この人口ピラミッドを見ると、日本の少子高齢化が、いかに深刻な状態であることが分かります。