家を建てた後で「失敗した!!」と思った7つのポイント
[2023/6/23 00:00]
家を建てた人へのアンケート
不動産メディア「幸せおうち計画」が「家を建てた時に失敗したところ」のアンケート結果を公開しています。
2023年4月から5月にかけて行なわれたインターネット調査には、393人が回答しています。
小規模なアンケートですが、実際に家を建てた人ならではのリアリティのある結果が出ています。
家を建てる時に失敗した7つのポイント
「家を建てる時に失敗したところ」の上位7つをコメントを中心に紹介します。
1位:間取り
- 収納に使えそうなのに潰してしまった無駄なスペースがあることと、ドアの位置をあと10センチずらしてたらソファが入ったりなどの間取りを失敗しました。(50代女性)
- 家事動線、特に洗濯に関してもう少し考えたら良かった。土地が広いところだったのでベランダは必要無く、その分子供部屋を広げしたら良かったし、洗濯機を置く脱衣洗面所を広くしたりサンルームを作って物干し場にしたかった。(30代女性)
2位:収納が少ない
- 失敗した点は、玄関の土間スペース、収納スペースが狭かった点です。建てた当時は子どもがまだ生まれていなかった事もあり、イメージがつきませんでしたが、玄関に置いときたい物が非常に多く、物が溢れかえってしまっています。もっと広くしておくべきでした。(20代男性)
- 収納スペースをあまり確保していなかったので、タンスや棚を設置したら部屋がごちゃごちゃしているので。失敗したなと思います。(40代女性)
3位:立地や環境
- 駅から遠くて坂道の途中にあるので、徒歩の際は不便です。(20代男性)
- 購入前に住宅周辺の環境をしっかりリサーチしたつもりだったのですが、購入後に深夜の時間帯に住宅近くの国道を暴走族や走り屋が頻繁に通り騒がしく後悔しました。(40代男性)
4位:駐車場
- 物置も必要と思い駐車スペースを少し狭くしたところ車庫入れが大変になりました。(40代男性)
- カーポート(簡易屋根付き駐車場)は不要だと思っていましたが、いざ住んでみるとカーポートがあった方が車の劣化が防げ、雹などが振った時も車を守れると思いました。 カーポートを含めて住宅ローンを組めばよかったと後悔しています。(40代女性)
5位:庭
- 庭を土の部分を多く残して作って、花を植えたり色々楽しもうと思っていたら、想像以上に雑草の手間が大変で失敗しました。(40代女性)
- 建てた当初は庭をコンクリートにせずにガーデニングするかもと土にしました。しかし、全くしません。草むしりが大変です。(30代男性)
同率6位:住宅ローンの支払い
- 当時は家族が一人少ない状態での家計を元に、かけられるローン費用を考えていたことや、厳しくなりそうな話し合いをするのを避けてしまったため、予想より厳しい生活になったこと。(30代女性)
- 毎月の支払いがとても大変になり生活がかなり貧相になりました!こんなことならもう少し安いところにすればよかったなあと思っていますよ!(40代男性)
同率6位:住宅設備
- 食洗機が必要ないと思ってたが、つければよかった。浴室乾燥機はいらなかった。(40代男性)
- トイレや階段の手すり、夜間の足元照明など、いらないかなと思っていたものがやっぱりあったらよかった。コンセントの位置や数も。(40代女性)
人の失敗を踏まえて理想の家を
よく、「家は三軒建てないと満足できない」と言われます。
設計段階では理想の家に思えていても、実際に住んでみると不満に思うところが出てくるものだという意味です。
今回のアンケートでも、回答者の8割以上が「失敗したと思うところがあった」と答えています。
マイホームの満足度でも、一番多いのは「70%」で、「100%」満足している人は1割程度です。
今回のアンケートのような、失敗した事例も踏まえて、自分と家族の生活に合った家になるように研究してください。