企業が運用するSNSで多いのは「LINE」と「Facebook」。SNSを運用していない企業も半分を超える
[2023/8/22 00:00]
約5千社に聞いた企業のSNS
企業情報サービスの東京商工リサーチが、「企業のSNS運用に関するアンケート」の結果を公開しています。
2023年8月に行なわれたインターネット調査には、4,947社が回答しています。
回答企業の半分は「運用していない」
企業が運用しているSNSで多いのは「LINE」「Facebook」「Instagram」が上位を占めました。
利用している割合は2割前後です。
意外なことに「X(旧Twitter)」を運用している企業は少なく、動画作成で手間がかかる「YouTube」にも及びません。
また、回答した企業の54%はSNSを運用していません。
大企業であっても、SNSにアカウントを持っていないところが多いのです。
最大の効果は「会社のイメージが向上した」
SNSを運用していると回答した2,044社に、その効果を聞いています。
もっとも多いのは「会社のイメージが向上した」でした。
これに、「自社の製品・サービスのイメージが向上した」と「社員間のコミュニケーションが活発になった」が続きます。
しかし、「従業員採用の応募者が増えた」という回答は少なく、人材採用への効果は期待できないことが分かります。
また、「特に効果は得られなかった」という回答も3割ありました。
企業がSNSを運用して効果を上げるためには、一定のノウハウが必要であり、単に運用しているだけでは効果が得られないことが分かります。