この夏に熱中症で救急車に運ばれた人が「7万人」を超える。8月に入っても昨年の倍のペース
[2023/8/24 00:00]
熱中症で倒れた人が「7万人」超え
総務省消防庁によれば、2023年の5月1日から8月20日の間に、救急車で運ばれた熱中症患者が「7万人」を超えました。
この期間の速報値は「70,410人」で、昨年の「62,307人」を上回っています。
今後の天候によっては、近年で一番多かった2018年の「95,137人」に届く可能性もあります。
ピーク時は1日1万人以上が倒れた
この夏の救急搬送(はんそう)の状況を週単位で見てみましょう。
6月までは3桁の週が多かったのですが、7月に入ってから増えています。
7月後半から8月の頭にかけては、1週間に1万人を超える猛烈な勢いとなりました。
8月に入ってから少し落ち着きましたが、それでも直近の1週間の救急搬送者は「7,360人」で、昨年の「3,396人」のほぼ2倍となってます。
まだ暑さが続くので注意が必要
気象庁の長期予報によれば、向こう1カ月の気温は、北日本、東日本、西日本の各地域で「気温がかなり高くなる」としています。
熱中症の対策のポイントである「エアコンの利用」「水分の補給」「涼しい服装」の3つに気をつけて過ごしてください。