9月前半も熱中症の危険が続く。過去最悪に近いペースで患者が増加中
[2023/8/31 00:00]
過去最悪の2018年に届くペース
総務省消防庁によれば、2023年の5月1日から8月27日の間に、救急車で運ばれた熱中症患者が「78,659人」に達しました。
これは、昨年同時期の「65,185人」を1万3千人も上回っています。
さらに、9月も猛暑が続く見込みで、近年で一番多かった2018年の「95,137人」を超える可能性があります。
週に7千人以上のハイペースが続く
この夏の救急車による搬送(はんそう)の状況を週単位で見てみましょう。
6月までは3桁の週が多かったのですが、7月から増加して、1万人を超える週もありました。
8月に入ってから少し落ち着きましたが、それでも直近の1週間の救急搬送者は「7,424人」で、昨年の「2,878人」の2倍以上のペースとなってます。
9月前半は暑さが続く
気象庁の長期予報によれば、向こう1カ月の気温は、「全国的に、期間の前半は気温がかなり高くなる見込みです」としています。
つまり、9月前半は、現在と同じような暑い日々が続く可能性があります。
熱中症の対策のポイントである「エアコンの利用」「水分の補給」「涼しい服装」の3つに気をつけてお過ごしください。