今年の9月1日が、「関東大震災」から100年目であることを知っている企業は「4割」だけ
[2023/9/1 00:00]
10万人以上が死んだ「関東大震災」から100年
2023年9月1日は、関東地方に大きな被害をもたらした「関東大震災」から100年目の節目となります。
「関東大震災」は、1923年(大正12年)9月1日11時58分に発生した大地震です。
死者/行方不明者は約10万5千人に及び、その9割は焼死でした。
国は9月1日を「防災の日」と定めることで、大規模な震災の危険性を周知しています。
100年目であることを知っている企業は「4割」だけ
しかし、国内の企業を対象とした帝国データバンクの調査によれば、今年の防災の日が、関東大震災から100年目であることを知っている企業は42.5%に留まりました。
地域別に見ると、東京都とその周辺の首都圏では50%を超えているものの、それ以外の地域のほとんどで40%を切っています。
現在、首都直下地震や南海トラフ地震など、今後の発生が予測される大地震に対する備えは企業にとって必須のものとなっています。
しかし、現状では過去の大地震についても知識が行き渡っていません。
企業やその従業員の安全を確保するためにも、防災にむけた知識の普及と、その対策が課題となっています。