もっとも必要な防災用品は「モバイルバッテリー」
改めて防災用品を準備しよう
東日本大震災が起きた2011年3月11日から、8年が経とうとしています。
震災の直後に準備した防災用品も、多くが期限が切れているでしょう。
万一の災害に備えて、改めて準備をしておきましょう。
そして、現在必要とされる防災用品も変わりつつあります。
ここでは、ホームセンターのDCMホールディングスが行なったアンケートをもとにして、今、何を準備すれば良いかを紹介しましょう。
一番大切なのはスマホ
このアンケートでは、実際に自然災害に遭った被災者100人に、発災後の3日間で「あってよかったもの」「なくて困ったもの」、そして「これは絶対用意すべきと感じたもの」を聞いています。
一番多くの人が挙げた防災用品は「モバイルバッテリー」でした。
回答者の80%以上の人が、その必要性を感じています。
現在の日常生活において、「スマートフォン(スマホ)」が使えるか使えないかというのは大きな問題です。
家族との連絡やニュースの取得に欠かせない存在となったスマホを充電できる「モバイルバッテリー」は、真っ先に準備すべき防災用品となったのです。
次に用意するのは「水」と「乾電池」
次に多いのが「水」と「乾電池」で、50%以上の人が挙げています。
そして、40%以上の人が挙げている「ランタン」「保存食」「ウェットティッシュ」「トイレットペーパー」あたりまでが、用意しておきたい用品でしょう。
防災セットにモバイルバッテリーを入れよう
現在、一般に売られている「非常用持ちだしセット」や「防災セット」の多くは、スマホへの対応が、ほとんどありません。
せいぜい、手回し式のラジオが、スマホの充電に対応しているぐらいです。
しかし、実際に試してみると、スマホを充電するためには、長時間に渡って手回し発電をしなければならず、実用的とは言えません。
「モバイルバッテリー」を1つ用意して、いつでもスマホを充電できるようにしておく方が、ずっと簡単で確実です。
自然災害の被災者が必要性を感じた用品のリスト
数字は、必要性を感じた回答者の割合です。
80%以上
- モバイルバッテリー
50%以上
- 水
- 乾電池
40%以上
- ランタン
- 保存食
- ウェットティッシュ
- トイレットペーパー
30%以上
- 液体ハミガキ/歯みがきシート
- 懐中電灯
- 無水シャンプー
- 生理用品
- ラジオ
- 体拭きシート
20%以上
- 非常用トイレ
- カセットこんろ
- バケツ/ポリタンク
- 暑さ/寒さ対策用品
- ティッシュペーパー
- タオル
- ライター/マッチ
- 割り箸/紙皿
- 非常用持ち出しセット
10%以上
- ビニール袋
- 救急箱
- 食品用ラップ
- 冷却シート
- カイロ
- 運搬のための用品