2022年の1年間で日本の人口が約80万人も減少。すべての都道府県で死亡数が上回る

[2023/9/23 00:00]

たった1年間で約80万人も減少

2022年の1年間で、日本に住んでいる日本人が約80万人減ったことが分かりました。

厚労省の統計によれば、2022年に生まれた人は「77万759人」で、死んだ人は「156万9,050人」でした。

差し引きで「79万8,291人」も日本人が減りました。

なお、生まれた人の数を示す「出生数」は7年連続で減少しています。

一方、死んだ人の数を示す「死亡数」は2年連続で増加しました。

出典:厚労省のデータをもとに編集部が作成

1つの県に相当する規模で日本人が減っている

「出生数」から「死亡数」を引いた数を「自然増減数」と言います。

今年の「79万人」という自然増減数は、2021年よりも約17万人も減っています。

そして「79万人」という数は、鳥取、島根、高知、徳島、福井、山梨の各県の人口を上回り、佐賀県の人口とほぼ同じです。

つまり、1年間に少し小さめの県に相当する規模で、日本人が減っていることになります。

また、47都道府県のすべてで、自然増減数はマイナスでした。

一番少ない沖縄でも1,460人、一番多い東京では48,167人も、日本人が減っています。

人口の減少は、すべての都道府県の問題であることが分かります。

そして、その勢いは、今後も年を追うごとに増していくでしょう。

[シニアガイド編集部]