日本人の平均寿命が2年連続で縮む。新型コロナが大きく影響
[2023/7/31 00:00]
2年連続で平均寿命が短縮
日本国内に住む日本人の平均寿命が、2年連続で短くなったことが分かりました。
厚労省が公開した資料によれば、2022年(令和4年)の平均寿命は、男性が「81.47年」、女性が「87.09年」でした。
これは、前年よりも、男性は「0.42年」、女性は「0.49年」短くなっています。
また、平均寿命が短くなったのは、2年連続です。
「新型コロナ」が大きく影響
平均寿命が短くなった原因の1つに「新型コロナウイルス感染症」があります。
新型コロナによって、男性の平均寿命は「0.12年」、女性は「0.13年」短くなりました。
つまり、新型コロナは、2022年の平均寿命が短くなった原因の4分の1を占めています。
しかし、それ以外にも、多くの分野が平均寿命が短くなる原因となっています。
新型コロナが平均寿命に与えた影響は大きいのですが、それだけが原因ではなく、平均寿命自体が伸びにくくなっていることが分かります。
それでも女性は「1位」、男性は「4位」
日本人の平均寿命を海外と比べると、男性は4位、女性は1位でした。
日本人の平均寿命は2年連続で短くなりましたが、それでも他の国と比べると長寿であることが分かります。