社外との会議でもオンライン化が進む。好まれるのは「テキパキとテンポよく話す人」
オンライン会議についてのアンケート
一般社団法人 オンラインコミュニケーション協会が、大企業のオンライン会議活用に関する調査の結果を公開しています。
2023年10月に行なわれたインターネット調査には、出社とリモート勤務を併用している大企業に勤める306人が回答しています。
社内会議は半分以上がオンライン
まず、「社内会議でのオンライン会議の比率」を聞いています。
一番多いのが「7割程度」で40.8%でした。
次に多い「5割程度」の34.0%と合わせると、7割を超えます。
さらに、「すべての会議がオンライン会議」という人もいるので、かなり高い割合で社内会議がオンライン化されていることが分かります。
オンライン化の理由は働き方の変化
では、社内会議がオンライン化されている理由はなんでしょう。
一番多いのは「会議参加メンバーが全員出勤していることがないから」でした。
大企業ではリモートワークの普及率も高く、社内で顔を合わせることが難しいのです。
また、「時間に融通が効くから」や「移動の時間や手間が削減できるから」など、手間を省きたいという理由も少なくありません。
社外の会議でもオンライン化が多い
次に、「顧客などを相手にした社外会議のオンライン会議の比率」を聞いています。
こちらも、「5割程度」と「7割程度」の2つで半分を超えています。
社外の人が参加する会議であっても、オンライン化が進んでいることが分かります。
社外の人の時間や手間に配慮
「社外会議がオンライン化されている理由を聞いてます。
一番多いのは「相手の移動にかかる時間や手間に配慮したいから」でした。
次に多いのが「自分の移動時間や手間を削減したいから」と「時間に融通が効くから」です。
オンライン化することで、社外の人の時間に配慮しながら、自分も手間を省けるというメリットを感じていることが分かります。
オンライン会議のデメリット
しかし、オンライン会議は利点だけではありません。
「あなたがオンライン会議に難しさを感じるポイント」を聞いています。
一番多いのは「相手の感情が読みづらい」でした。
やはり、対面での会議に比べると、相手の情報が少なくなるため、感情などが伝わりにくいことが分かります。
また、「意思疎通がしづらい」や「会話の間がわからない、会話がかぶる」などにも、オンライン会議の難しさが表れています。
「テンポよく話す人」が好まれる
逆に、「オンライン会議において対話が上手だと思う相手の特徴」を聞いています。
一番多いのは「テキパキとテンポよく話す」でした。
また、「結論から話しはじめる」や「ゆっくりと丁寧に話す」など、自分の意志や意見が伝わりやすい配慮が評価されていることが分かります。
良い会議のために環境も整える
オンライン会議は広く普及しており、社内会議だけではなく、社外会議でも利用されていることが分かりました。
しかし、オンライン会議には、感情や意志などが伝わりにくいという欠点があります。
それを踏まえた上で、相手に伝わりやすいように、明確な発言や行動を心がけてください。
また、カメラやマイクなどの機材についても、できるだけ質の良いものを準備しましょう。
専用のカメラやマイク、ヘッドセットなどを用意するだけで、相手に伝わる情報量が増えて、コミュニケーションの質が上がります。
良い会議のために環境を整えることが大切なのは、オンライン会議でも変わりません。