田舎で暮らしたい理由1位は「自然が豊か」。不安なことは「人間関係」
「田舎で暮らしたい理由」のアンケート
不動産業のAlbaLink(アルバリンク)が、「田舎で暮らしたい理由」の結果を公開しています。
2023年11月に行なわれたインターネット調査には、全国の男女500人が回答しています。
田舎で暮らしたい理由は「自然が豊か」
まず、「田舎で暮らしたい理由」を聞いています。
一番多い回答は、「自然が豊か」でした。
自然に囲まれた生活を求めて、「田舎に住みたい」と考えている人が多いとわかります。
次に多いのが「人が少なくて静か」で、三番目が「のんびり暮らせる」です。
「人の少ない静かな場所で過ごしたい」とか「時間を気にしすぎずのんびり生活できそう」という願望があるようです。
田舎暮らしで不安なことは「人間関係」
次に「田舎暮らしをするにあたり不安なこと」を聞いています。
図抜けて多いのが「人間関係に馴染めるか」という不安でした。
田舎の人間関係については、「移住者はよそ者扱いされそう」「コミュニケーションが密で疲れそう」といったイメージがあり、不安につながっています。
そして、「買い物に困りそう」と「医療機関が少ない」が続きます。
「高齢になって運転できなくなったら買い物が不便になりそうで怖い」とか「病院が遠そう」というコメントがありました。
田舎で暮らすための条件は「商業施設が近い」
最後に、「田舎で暮らすための条件」を聞いています。
一番多い回答は「商業施設が近い」でした。
具体的には、スーパー、コンビニ、ドラッグストアが近くにあってほしいというコメントがありました。
しかし、鳥取県のように、地域で唯一のスーパーが閉店することがニュースになるような地域も少なくありません。
また、「近く」と言っても、徒歩圏内ではなく、自動車で行く距離になるのは当然のことです。
2位以降は、「医療機関が近い」と「公共交通機関を利用可能」が続きます。
医療機関については、「商業施設はネットスーパーや通販で代用できても、医療機関は近くにないと困る」というコメントがありました。
公共交通機関については、自動車の運転ができないと生活できない地域が多く、かなり難しい条件と言えるでしょう。
これらの生活条件については、実際に暮らしてみないと分からないことも多いでしょう。
移住を考えるときは、その地域が用意している施設などを利用し、短期間でも良いので実際の生活を体験してみることを強くおすすめします。