2023年は3万品目以上の食品が値上げ。バブル崩壊以後で最大の規模
[2023/12/31 00:00]
食品の値上げが3万品目を超える
調査会社の帝国データバンクは、2023年に値上げされた食品が3万品目を超えたと発表しました。
帝国データバンクによれば、2023年に主な食品メーカー195社による値上げは「3万2,396品目」に達しました。
食品の値上げが3万品目を超えるのは、バブル崩壊後の30年間でも最大の規模としています。
帝国データバンクでは、2023年を「記録的な値上げラッシュの1年」と表現しています。
値上げは一段落したが、4月以降は注意が必要
2023年に値上げが多かったのは、冷凍食品などの「加工食品」でした。
これに、めんつゆなどの「調味料」と、「酒類・飲料」が続きます。
2024年も「加工食品」が中心ですが、値上げを予定されている品目が大幅に減少しました。
少なくとも、年初の数カ月については、食品の値上げは一段落ついたと言って良いでしょう。
ただし、円安を始めとして、人件費、物流費、電気・ガス代などの動向次第で、一気に値上げに振れる可能性があります。
食品の値上げは、実際の値上げの3カ月前をめどに告知されます。これから発表される4月以降の価格動向については、油断せずに注意してください。
