「老後に移住してみたい都道府県」ランキング。1位は沖縄、2位は東京、3位は北海道
現役世代に聞いた「老後に移住してみたい都道府県」
日本トレンドリサーチがロゴスホームと共同で「老後に移住してみたい都道府県」のランキングを公開しています。
2024年1月に行なわれたインターネット調査には、全国の50代以下の男女800人が回答しています。
本格的に移住を考えるというよりも、その地域へのあこがれの表れという意味合いが強いランキングになっています。
1位はのんびりとして温暖な「沖縄県」
「あなたが老後に移住して住んでみたいと思う都道府県」の1位は「沖縄県」でした。
「住んでみたいと思う理由」では、次のようなコメントがありました。
- のんびりしていて気候が温暖だから(40代女性)
- 時間を気にせずゆっくりと暮らせそうだし、自然に癒やされて良いなと思えた。(30代男性)
他のコメントでも「のんびり」「ゆっくり」「暖かそう」などの言葉が多くなっています。
2位は利便性の高い「東京都」
ランキングの2位は「東京都」でした。
コメントでは、公共交通機関の充実など、利便性の高さを評価する声が目立ちました。
- 公共交通の便が良いから。誰かに頼る生活ではなく、好きな時に行きたいところに行ける自立したアクティブな生活を送りたい。老後健康に過ごすには結局都会暮らしが一番だと思う。(30代女性)
- 車が無くても生活に困ることがなさそうだから。地元は車が無いと何も出来ないので車を運転出来なくなるととても困るから。(50代男性)
3位は自然を感じる「北海道」
ランキングの3位は「北海道」でした。
コメントでは、「自然」や「食べ物のおいしさ」を称える人が多いようです。
- 自然が綺麗で住みやすそうな感じがしたので(40代男性)
- 自然豊かで食べ物がおいしいから。(40代女性)
「のんびり過ごせる地方」と「便利な都会」の2つの流れ
改めて、10位までのランキングを見てみましょう
- 沖縄県
- 東京都
- 北海道
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県
- 大阪府
- 福岡県
- 静岡県
- 長野県
こうしてみると、「のんびり過ごせる地方」と「便利な都会」という2つの傾向があることが分かります。
例えば、「沖縄県」「北海道」「長野県」などは「のんびり過ごせる地方」の代表です。
一方、東京をはじめとする「首都圏」と「大阪府」「福岡県」などは「便利な都会」の代表でしょう。
また、「静岡県」のように「東京に近くて、冬でも暖かい」という地方と都会の両方の特徴を兼ね備えた県もあります。
どちらを選ぶにしても、「老後に移住してみたい都道府県」を考えてみることで、自分が老後の生活に何を必要としており、何を求めているのかを考えてみるきっかけにすると良いでしょう。
また、実際に移住を検討するときは、あこがれだけで決めては危険です。
その県の良いところだけではなく、悪いところについても忘れずに情報を集めてください。