インフルエンザ、37の都道府県で「注意報」発令。新型コロナを上回る水準で流行中

[2024/3/10 00:00]
赤は「警報」、黄は「注意報」が発令されている県

まだ37の都道府県で流行中

インフルエンザでは、定点に指定された病院の患者の平均が「10人」を超えると「注意報」が、「30人」を超えると「警報」が発令されます。

2024年3月3日の時点で、「警報」が発令されている県は無くなりました。

しかし、37の都道府県で「注意報」が発令されており、まだ流行が収まったわけではありません。

特に、北海道(27.35人)と石川県(24.85人)は、「警報」レベルに近い水準です。

全国的な流行は続いている

3月3日現在で、「注意報」が解除されている府県は10になりました。

新たに、岐阜、兵庫、茨城、大阪が加わっています。

インフルエンザ注意報が解除されている県

  • 秋田県 6.71人
  • 島根県 7.03人
  • 鳥取県 7.52人
  • 山梨県 7.68人
  • 静岡県 8.47人
  • 大阪府 8.95人
  • 岐阜県 8.97人
  • 兵庫県 9.51人
  • 香川県 9.96人
  • 茨城県 9.99人

ただし、全国の平均では、定点あたりの報告数は「13.98人」で、まだ「注意報」のレベルにあります。

インフルエンザの全国的な流行はピークを過ぎましたが、まだ流行中であることは間違いありません。

現時点では、新型コロナよりも多くの県で流行しています。

「警報」や「注意報」の有無に関わらず、警戒を続けてください。

インフルエンザから身を守るには、基本的な感染対策が大切です。

外出時にはマスクを着用し、外出から戻ったら手洗いをしてください。

出典:厚労省
[シニアガイド編集部]