70歳まで働けるアルバイト、パートの職場が増加

[2016/3/8 03:34]

「70歳定年」はシニア歓迎のメッセージ

小売業界や飲食業界で、アルバイトやパートなどの定年を70歳にする企業が増えています。

例えば、名古屋の「マックスバリュ中部」は、パート従業員の定年を65歳から70歳へ引き上げると発表しました。定年を70歳とすることで、65歳以上の新規雇用も行えるとしています。ニュースリリース

また、「すかいらーく」もパート、アルバイトを含む全従業員の定年を70歳とする発表を行なっています。ニュースリリース

また、「マルエツ」のように、人材募集ページに「65才以降も70才まで無理なく週20時間未満の勤務が出来る“シニアクルー制度”」を掲載し、65歳以上の応募を促している例もあります。

パートやアルバイトで働くと老後の生活資金が楽になる

本来、定年制度は、正社員に対してのものであり、パートやアルバイトにはそぐわない面もあり、定年を設けていない会社もあります。

しかし、人手不足と時給の上昇がニュースとなることの多い現状では、シニアの人材を集めるために「70歳定年」というキーワードは有効です。

マックスバリュ中部やすかいらーくのような大手に限らず、「タウンワーク」のようなアルバイト求人サイトでも、「70歳定年」というキーワードで検索するとたくさんの募集が表示されます。

少し前までは、「翻訳」や「会計」のような特殊技能が必要な仕事か、「介護」関係が多かったのですが、流通業などの一般作業も増えてきています。

将来の生活設計を考える上で、あなたや配偶者が、パートやアルバイトで70歳まで働くことを想定すると、資金面での心配が少なくなります。選択肢の1つとして、検討してみましょう。

[シニアガイド編集部]