65歳を過ぎたら、何割ぐらいの人が働いているのだろう

[2016/3/20 00:00]

働いているシニアが増えている?

継続雇用制度が普及して、サラリーマンは65歳まで働ける環境が整ってきました。

では、実際にはいつまで働いているのでしょう。また、働き続けている人は何割ぐらいいるのでしょう。

参考にするために、「60歳~64歳」と「65歳以上」の2つの年代について、働いている人の割合と数を調べてみました。

データは、総務省が公開している「平成26年 労働力調査年報」を利用し、グラフは編集部が作りました。

働いている人の比率はあまり変わっていない

各年代の働いている人の割合。単位は%

まず、各年代の「労働力人口比率」を調べてみました。

これは、実際に働いている人の割合を「%(パーセント)」で示したものです。

2014年には、「60歳~64歳」では62.8%の人が、「65歳以上」では21.2%の人が働いています。

男女を比べると、男性の方が働いている比率は高くなっています。

ここ15年の傾向を見ると、「60歳~64歳」は微増が続いていますが、「65歳以上」は横ばいか、ちょっと下がっています。

「65歳以上」で働いている人は増えていた

今度は、「労働力人口」という、実際に働いている人の数でグラフを作ってみました。

まず、「60歳~64歳」を見ると、2014年になって減リ始めています。

「60歳~64歳」で働いている人の数。単位は万人

しかし、「65歳以上」を見ると、ぐんぐん増えています。

「65歳以上」で働いている人の数。単位は万人

働いている人の割合は増えていないが、働いている人は増えている

3つのグラフから分かったことをまとめてみましょう。

  • 働いている人の割合は、「60歳~64歳」では「60%」、「65歳以上」は「20%」で、あまり変わっていない
  • 男女を比べると、男性の方が働いている割合が高い
  • 「60歳~64歳」で働いている人の数は、減り始めている
  • 「65歳以上」で働いている人の数は、増え続けている

働いているシニアの割合は、以前とあまり変わっていません。

しかし、1947年~1949年に生まれた人口の多い世代が、65歳以上になったので、実際に働いている「65歳以上」の人の実際の数は増えているのです。

いわゆる「団塊の世代」の人口の多さは、こういうところにも影響しているのですね。

もう1つ分かったのは、「65歳」まで働くことが、当たり前になりつつあることです。

すでに「60歳~64歳の男性」では70%以上の人が働いています。同じ年代の女性も、ほぼ50%の人が働いています。

とりあえず、65歳まで働き続けることが、現在の状況のようです。

[シニアガイド編集部]