公共サービスの不満点は、「手続きが煩雑」と「負担に見合ったサービスが提供されていない」
[2016/3/23 05:08]
公共サービスの評価に関する調査を紹介
内閣府が発表した世論調査で、地域の公共サービスについての評価に関する項目を紹介します。
この調査は、調査員の面接によって20歳以上の国民1,727人から結果を得ています。
「満足」と「やや満足」が多い
「地域の公共サービスに全体として満足しています」という問いでは、「満足」と「やや満足」の合計は58.7%で、半数を超えました。
「あまり満足していない」と「満足していない」の合計は、12.5%でした。
不満な分野は「福祉」「医療」「子育て」
満足していないと回答している人に、不満を感じている分野を聞いたところ、「福祉」「医療」「子育て」などが上位に入っています。
不満点は「手続きが煩雑」と「負担に見合ったサービスが提供されていない」
公共サービスの不満点を聞いたところ、「手続きが煩雑」「負担に見合ったサービスが提供されていない」「受付やサービスの時間が短い」「サービスの供給量が不足」などが上位に入っています。
将来の公共サービスは負担とのバランス重視
「将来的に国や自治体の財政状況が悪化した場合、公共サービスの水準はどうあるべきか」という質問では、「国民の負担の増加を一定程度に抑制し,現在の公共サービスの水準の低下を一定程度に抑える」という、負担とサービスのバランスを取るべきという回答が一番多くなっています。